こんにちは、和盆日和のSです。
マキタの電動チェーンソーを使い始めると、木を切る操作そのものよりも、「チェーンはどのくらい張ればいいのか」「電動なのにオイルは必要なのか」「作業中に急に止まったらどうするのか」といったところで手が止まりやすいです。
しかも、マキタには18V、18V×2本、40Vmax、AC100Vの旧型、さらにMUC101Dのようなハンディソーまであり、張り方や適正な隙間、オイル指定を全部同じ数字で覚えることはできません。
私がここで大切だと思うのは、ネット上の「だいたいこのくらい」という情報より、自分の型番に合った取扱説明書を基準にして、共通する基本だけを押さえることです。
チェーンソーは便利ですが、刃が高速で回る道具なので、ちょっとした勘違いをそのままにしないほうが安心ですよ。
この記事では、マキタ電動チェーンソーの始動前確認からチェーンの張り方、チェーンオイル、使用後の手入れ、止まるときの確認順まで、庭木の剪定で迷いやすい部分を一つずつ見ていきます。
記事のポイント
- マキタ電動チェーンソーを使う前の確認手順
- 機種ごとに異なるチェーンの張り方と目安
- チェーンオイルの種類・給油・漏れへの対応
- 止まる原因と使用後に行う手入れの基本
安全上の大前提
チェーンの取り付け、張り調整、清掃をするときは、充電式なら電源を切ってバッテリーを外し、コード式なら電源プラグを抜いてください。
チェーン刃を触る作業では手袋を着用し、作業前には必ず使用機種の取扱説明書も確認しましょう。
マキタ電動チェーンソーの使い方|張り方・オイル・手入れの基本を確認
まずは、実際に木を切る前に必要な確認から入ります。
チェーンソーは、スイッチを入れてから考える道具ではありません。
チェーンの向き、張り、オイル、ブレーキ、バッテリーを先に確認しておくことで、切れない、外れる、止まるといったトラブルをかなり避けやすくなります。
- 使う前に確認するポイント
- チェーンの張り方の基本
- 機種で張り具合は変わる
- 新品チェーンが緩む理由
- 電動でもオイルは必要
- チェーンオイルの入れ方
- オイルが出ない時の確認
- オイル漏れは故障なのか
使う前に確認するポイント
最初に見るのは、チェーン刃がガイドバーへ正しい向きで取り付けられているかです。
ソーチェーンには進行方向があり、反対向きでも装着できてしまう機種があります。
チェーンが回るのに木へ食い込まず、こすっているだけのように感じる場合は、刃の摩耗だけでなく向きも疑ってください。
次にチェーンの張り、ガイドバーの変形や異常な摩耗、スプロケットカバーの固定、チェーンオイルの残量を見ます。
チェーンブレーキを備えたモデルでは、ブレーキの作動と解除状態も確認が必要です。
充電式ならバッテリーが確実に装着されているか、残量が足りているかも見ておきます。
ただし、張り調整やチェーンを触る前にはバッテリーを外すのが基本。
確認作業と切断準備を混ぜないのが安全です。

切断前に見る順番
チェーンの向き → 張り → ガイドバー → カバー固定 → チェーンオイル → ブレーキ → バッテリー、という流れで毎回確認すると抜けを減らせます。
木を切るときは、切断材を安定させ、チェーンが木へ触れていない状態で始動します。
回転が安定してから当て、腕力で無理に押し込まないこと。
強く押し付けると切れるどころか負荷が増え、保護機能が働いて停止することがあります。
また、ガイドバー先端を枝や地面へ不用意に当てるのは避けてください。
先端上部が対象物へ当たるとキックバックが起こるおそれがあります。
庭木では枝が重なっている場面が多いので、切ろうとしている枝だけでなく、その奥に別の枝がないかも見てから当てると安心です。
マキタの現行MUC031Gでも、チェーンオイルや切断方法、安全上の注意が細かく案内されています。
機種ごとの操作は、マキタ公式「MUC031G取扱説明書」で確認できます。
チェーンの張り方の基本
マキタ電動チェーンソーの張り方で覚えておきたいのは、チェーンは強く張れば安全というものではないことです。
ゆるすぎると、チェーンがガイドバーから外れたり、切断中に暴れたりする原因になります。
逆に張りすぎると、ガイドバーやチェーンの摩耗が早まり、回転抵抗が増えて発熱や停止につながることがあります。
一般的なナット固定式では、まず電源を切ってバッテリーを外します。
手袋を着用し、スプロケットカバーを固定しているナットなどを軽く緩め、ガイドバー先端を軽く持ち上げた状態で張り調整ネジを回します。
適正な位置に合わせたら、ガイドバー先端を持ち上げたまま固定部を締めます。
そのあと、チェーンがガイドバーの溝に正しく収まり、手で動かしたときに無理なく滑るかを確認します。
もちろん手で動かすときも、電源は完全に切り離した状態です。
◆Sのワンポイントアドバイス
張り調整で迷ったら「何mm浮かせるか」をネットで探す前に本体型番を見てください。
同じマキタでもバーの種類と調整機構が違います。
型番を飛ばして数字だけ覚えると、かえって張りすぎることがあります。
機種で張り具合は変わる
ここは特に大切です。
マキタのチェーンソーは、すべて同じ隙間へ合わせるわけではありません。
| 機種・仕様例 | 張り具合の考え方 | 注意点 |
|---|---|---|
| MUC031G系・スプロケットノーズバー | ガイドバー下面にチェーンが軽く接触する程度 | カービングバーとは目安が異なる |
| MUC031G系・カービングバー | 中央付近の自重による隙間約1〜2mmが目安 | 説明書の指定を優先 |
| MUC101D系 | 工具レス式の調整機構 | レバー操作を含め手順が異なる |
| 旧型MUC350・MUC400 | 指定条件で約2〜4mmの目安 | 現行40Vmaxへ流用しない |
MUC031Gのスプロケットノーズバーは、ガイドバー下面へチェーンが軽く触れる程度が目安です。
一方、カービングバーでは中央付近の自重による隙間を約1〜2mmとする案内があります。
旧型のMUC350・MUC400では、ガイドバー中央でチェーンを持ち上げたときの隙間について約2〜4mmという機種固有の案内があります。
これを見て「マキタは全部2〜4mm」と覚えるのは避けましょう。
MUC101Dのようなハンディソーは、レバーを操作する工具レス式で、従来型と手順そのものが違います。
張り具合の数字より、型番とバーの種類を先に確認する。
ここが基本です。
新品チェーンが緩む理由
新しいソーチェーンへ交換した直後は、使い始めに伸びが出やすく、張り直しが必要になることがあります。
新品なのに緩んだからといって、それだけで不良と判断する必要はありません。
作業を始めて少し経ったところで張りを再確認し、適正範囲から外れていれば説明書どおりに調整します。
使用中のチェーンは熱を持つため、作業直後の状態だけを見て過度に締め込まないことも大切です。
一方で、短時間のうちに何度も大きく緩むなら別です。
スプロケットカバーの固定不足、ガイドバーの取り付け、テンション機構のかみ合わせ、チェーンやスプロケットの摩耗、そもそも適合しないチェーンを使っていないかを確認してください。
チェーンがガイドバーから外れる状態のまま使用を続けないでください。
調整してもすぐ緩む、固定部に異常がある、部品が欠けているといった場合は使用を中止し、販売店やマキタ営業所などへ点検を依頼するのが安全です。
電動でもオイルは必要
「電動チェーンソーならエンジンがないからオイルも不要」と思いやすいのですが、ここでいうチェーンオイルは燃料用ではありません。
チェーンとガイドバーを潤滑して摩擦を減らすためのオイルです。
バッテリー式でもコード式でも、チェーンオイルを使う機種では作業前に残量を確認します。
現行MUC031Gは約150mL、MUC101D系は約0.055Lなど、タンク容量も機種によって違います。
現行の大型モデルでは、マキタ純正チェーンオイルまたは市販の専用チェーンオイルを使うよう案内される機種があります。
一方、MUC101D系ではマキタ純正チェーンオイルの指定があります。
そのため、「どのオイルでも同じ」と考えるのではなく型番の説明書を確認してください。
購入時に用意しておくものとしては、マキタ純正チェーンオイルを型番の指定に合わせて確認すると迷いにくいです。
Amazonのアソシエイトとして、和盆日和は適格販売により収入を得ています。
マキタ純正チェーンオイル A-58300 1L
MUC101Dなどの取扱説明書でも案内されている純正チェーンオイルです。
使用前に、自分のチェーンソーの型番と指定オイルを確認してください。
エンジンオイルで代用できるか
旧型MUC350・MUC400の取扱説明書では、チェーンソー専用オイルに加えて、夏期はSAE No.30、冬期やヤニの多い木ではSAE 10W-30という記載があります。
ただし、これはその旧型機についての指定です。
現行機まで含めて「マキタならエンジンオイルを代用できる」と広げて考えるのは避けてください。
また、ゴミや異物が混じった油、揮発性の油、汚れた廃油は使用しません。
食用油なども、説明書に指定がないなら自己判断で入れないほうがいいでしょう。
オイルは安く済ませることより、ポンプとチェーンを正常に潤滑できることのほうが大事です。
チェーンオイルの入れ方
基本はシンプルです。
電源を切った状態でオイル給油口のキャップを外し、指定のチェーンオイルを入れ、キャップを確実に締めます。
購入直後はタンクが空の機種があるので、最初の使用前に確認してください。

残量確認窓があるモデルなら、作業前だけでなく作業中も見ておくと安心です。
多くのモデルでは運転時に自動給油されます。
ただ、タンクへ入っていることと、実際にチェーンへ供給されていることは別です。
MUC031Gでは、切断物に触れない状態で運転し、ガイドバー先端側からチェーンオイルが供給されていることを確認する手順が案内されています。
オイルが供給されないまま切り続けると、チェーンとガイドバーが熱を持ち、摩耗や損傷につながります。
タンクに入れたから終わりではなく、給油されているかまで見るのがポイントです。
オイルが出ない時の確認
オイルが出ないときは、いきなりポンプ故障と決めつけず、外側から確認できるところを順番に見ます。
| 症状 | 確認する場所 |
|---|---|
| まったく給油されない | タンク残量、オイルの種類 |
| 給油量が少ない | 吐出口、ガイドバーのオイル穴 |
| チェーンが乾いて見える | ガイドバー溝の木くずや古い油 |
| 調整後も改善しない | 吐出量設定、内部ポンプの点検 |
スプロケットカバー内は、細かい木くずとチェーンオイルが混ざりやすい場所です。
オイル吐出口やガイドバーの穴に詰まりがあると、タンクに油が残っていてもチェーンへ届きません。
吐出量を調整できるモデルでは設定も確認します。
たとえばMUC031Gでは、オイル調整ネジで吐出量を増減できます。
ただし、調整方向や範囲は機種で違うため、説明書にない位置まで無理に回さないでください。
清掃して適正なオイルを補充しても給油しない場合は、内部のオイルポンプなども考えられます。
内部を自己流で分解せず、点検へ出すほうが安全です。
オイル漏れは故障なのか
保管ケースの底にオイルが付いていると、「壊れたかな」と不安になりますよね。
ですが、使用後はガイドバーやスプロケットカバー周辺にオイルが残っているため、それが時間をかけて流れ落ちることがあります。
マキタのFAQでも、使用後の保管ではオイルを抜くよう案内されています。
MUC101D系の説明書でも、残ったチェーンオイルが流れ落ちる場合があるため、保管時の扱いについて注意があります。
なので、少量の油がケースや敷物へ付いたからといって、すぐ故障とは限りません。
長期保管では説明書に従ってタンクのオイルを抜き、油が付着してもよいものを下に敷いておくと扱いやすいです。
ただし、短時間でタンクが空になるほど大量に流れ続ける、キャップを締めても給油口周辺から明らかに漏れる、ひびや破損が見えるといった場合は点検対象です。
マキタ電動チェーンソーの使い方|張り方・オイル・手入れの基本と故障対策
ここからは、切断後の手入れと「止まる・回らない・切れない」ときの見方です。
チェーンソーは使い終わった瞬間が次の作業準備の始まり。
木くずと古い油を放置しないだけでも、次回の始動時に違いが出ます。
- 使用後の手入れと掃除
- チェーンの目立てと交換
- 突然止まる時の確認順
- 張りすぎで止まることもある
- 回るのに切れない原因
- 分解図は型番から探す
- レシプロソーとの違い
- 保管前にしておきたいこと
- マキタ電動チェーンソーのよくある質問(FAQ)
- マキタ電動チェーンソーの使い方|張り方・オイル・手入れの基本まとめ
使用後の手入れと掃除
清掃前は電源を切り、充電式ならバッテリーを外します。
まず本体表面の木くずや汚れを落とし、スプロケットカバー内部、ガイドバーの溝、オイル吐出口の順に見ていくと分かりやすいです。

マキタのFAQでも、使用後はスプロケットカバーを外し、たまった木くずをブラシなどで掃除し、チェーンオイルの吐出口を掃除するよう案内されています。
詳しくはマキタ「充電式チェンソー よくあるご質問」でも確認できます。
本体外側は乾いた布、または薄めた中性洗剤を付けた布などで拭きます。
水洗いは避け、ガソリン、ベンジン、シンナー、アルコールなども使用しないようにします。
ガイドバーの溝には、油を含んだ細かい木くずが押し込まれます。
ここが詰まるとチェーンの走りが悪くなり、給油にも影響します。
見た目がそれほど汚れていなくても、溝をなぞると固まった汚れが出ることがあります。
対応するガイドバーでは、新しいチェーンへ交換するタイミングでバーを反転して使う案内もあります。
上下の一方だけが削れていく偏摩耗を抑えるためです。
◆Sのワンポイントアドバイス
庭木を何本か切った日は、木くずに樹液とオイルが混ざってカバー内へびっしり付くことがあります。
次回まとめてやろうとすると固まりやすいので、その日のうちにブラシで落としておくほうがラクですよ。
チェーンの目立てと交換
チェーンが回るのに切り進みにくくなったら、刃先の状態も確認します。
切れ味が落ちたチェーンは、適切な目立てで回復できる場合があります。
ただし、丸ヤスリの径、目立て角度、デプスゲージの寸法はチェーン型式によって違います。
マキタでは80TXL、25AP、91PX、M11など複数のチェーンが使われており、全部を同じヤスリで同じ角度に削ることはできません。
一例として80TXL系で4mm丸ヤスリ、30度が指定される例がありますが、これは「マキタ全部の正解」ではありません。
チェーン側の型式を確認し、その取扱説明書の数値へ合わせてください。
自分で目立てするなら、使用中のソーチェーンに合う丸ヤスリや目立て用品を選ぶ必要があります。
削りすぎたり左右の刃長が大きくずれたりすると、まっすぐ切れない原因にもなります。
刃が欠けている、チェーンが損傷している、目立て限界へ達している場合は交換です。
その際は、本体型番・ガイドバー・チェーン型式に適合する替えチェーンを選んでください。
「マキタ用」とだけ書かれた商品ではなく、ピッチやゲージ、ドライブリンク数まで合うことが重要です。
MUC101Dの80TXL仕様ならA-74734
100mmのMUC101Dで80TXL仕様を使っている場合、マキタ純正の80TXL-26Eは部品番号A-74734です。
M11仕様など別仕様もあるため、購入前に本体型番・現在のチェーン・スプロケットの組み合わせを必ず確認してください。
突然止まる時の確認順
マキタの電動チェーンソーが途中で止まると、まずモーター故障を疑いたくなります。
ただ、充電式では保護機能による停止もあり、確認する順番があります。

電源 → チェーンブレーキ → バッテリー → 温度 → 過負荷 → チェーン張力 → オイル → 木くずやガイドバー → 修理の順で見ると、原因を追いやすいです。
チェーンブレーキ
ブレーキ搭載モデルでは、ブレーキが作動しているとモーターが回りません。
前ハンドガードへ触れたことで意図せず作動していることもあります。
解除操作は機種の取扱説明書に従ってください。
バッテリーと温度
残量が不足している場合は充電または充電済みバッテリーへ交換します。
また、連続作業でバッテリーや本体が高温になると、保護機能によって停止する場合があります。
その場合はスイッチを何度も入れ直して無理に動かすのではなく、バッテリーを外して適切に冷ましてから再確認します。
過負荷と挟み込み
太い枝へ強く押し付けたり、切り口が閉じてガイドバーを挟んだりすると負荷が増えます。
モーターが頑張っているのに進まないと、つい力を足したくなりますが、そこでさらに押すのは逆効果です。
庭木の枝は自重でたわむため、切る位置によっては途中から切り口が狭くなります。
枝の重みがどちらへ掛かるのかを見て、必要なら適切な切り方へ変えます。
高所や太枝で判断に迷う場合は、無理に作業せず造園業者などの専門家へ相談してください。
張りすぎで止まることもある
空転では回るのに木へ当てるとすぐ止まる場合、過負荷だけでなくチェーンの張りすぎも確認します。
チェーンをきつく締めると、ガイドバーとの摩擦が増えます。
手で動かしたときから重い、運転すると異常に熱くなる、オイルがあるのに滑らかさがないといった場合は、電源を外したうえで張りを再確認してください。
逆に、ゆるすぎても安全ではありません。
ガイドバーから外れる可能性があるため、「動きやすいから少しゆるめ」という調整も避けます。
止まるときは張りとオイルをセットで確認
チェーンの回転抵抗は、張りすぎだけでなく潤滑不足でも増えます。
張力だけ直して終わらず、チェーンオイルが実際に供給されているかまで見てください。
回るのに切れない原因
モーターもチェーンも動いているのに木が切れないなら、停止トラブルとは別に考えます。
まず確認したいのはチェーンの向きです。
交換後から急に切れなくなったなら特に疑いやすいところ。
次に刃先の摩耗や損傷を見ます。
チェーン刃は木だけを切っているつもりでも、ガイドバー先端が地面へ触れたり、枝の中の砂や異物へ当たったりすると切れ味が大きく落ちることがあります。
土へ触れたあと急に切れなくなった場合は、目立てまたは交換を検討します。
また、無理に押し付けると切削が速くなるわけではありません。
よく切れるチェーンなら、回転した刃が木へ食い込みながら切りくずを出して進みます。
細かな粉ばかり出て進まない場合は、刃の状態を見るサインの一つです。
分解図は型番から探す
「マキタ チェーンソー 分解 図」で探している人の中には、チェーンの取り付け位置を知りたい人もいれば、スプロケット、テンショナー、オイル吐出口、内部部品まで確認したい人もいます。
チェーン交換や通常の清掃に必要な範囲なら、まず取扱説明書にある各部名称と取り付け図を確認してください。
チェーン刃、ガイドバー、スプロケットカバー、調整部、オイルキャップ、ブレーキなどの位置は、多くの機種で図示されています。
一方、モーターや制御基板、オイルポンプ内部などまで自分で分解修理するのは別の話です。
一般向けの取扱説明書は、ユーザーが内部修理を行うための完全な展開図ではありません。
正確な型番を本体銘板で確認し、説明書で部品名と取り付け範囲を見て、それ以上の修理が必要なら販売店またはマキタ営業所へ依頼してください。
安全部品や電気系統まで自己流で分解するのは避けたほうがいいです。
レシプロソーとの違い
庭木剪定の道具を探していると、チェーンソーとレシプロソーのどちらを使うか迷うこともあります。
チェーンソーはガイドバーの周囲をチェーン刃が回り続ける仕組みで、太めの木材を速く切りやすい反面、張り調整とチェーンオイルの管理が必要です。
レシプロソーは細長い刃を前後に動かして切るため、通常はチェーンの張りやチェーンオイル管理がありません。
庭木とDIYを1台で兼ねたい場合には扱いやすいことがあります。
どちらが自分の庭仕事に合うか迷う場合は、和盆日和の庭木剪定用の電動のこぎりおすすめ7選で、レシプロソーやハンディチェーンソーの違いも確認できます。
小回りを重視するならマキタ MUC101DZも候補
MUC101DZは18Vバッテリーを使う100mmクラスの充電式ハンディソーです。
すでにマキタ18Vシリーズを使っている場合は、本体のみモデルを選べるのもメリットです。
購入時はバッテリー・充電器の付属有無と、80TXL仕様かM11仕様かを必ず確認してください。
保管前にしておきたいこと
作業が終わったら、スプロケットカバー内部とガイドバー溝、オイル吐出口を清掃します。
チェーンカバーを取り付け、充電式ならバッテリーを本体から外して保管します。
長期間使わない場合は、取扱説明書に従ってチェーンオイルを抜きます。
内部やガイドバー周辺に残った油があとから落ちることもあるため、保管場所には油が付いても困らない敷物を使うと安心です。
湿気が多い場所、極端な高温になる場所、子どもが触れられる場所は避けます。
バッテリーについても工具本体と同様、メーカー指定の保管方法を守ってください。
久しぶりに使うときは、そのままスイッチを入れず、チェーンの張り、オイル、ガイドバー、カバー固定、バッテリー、ブレーキをもう一度確認します。
「前回ちゃんと片付けたから大丈夫」と思わず、毎回ゼロから見るくらいがちょうどいいですよ。
マキタ電動チェーンソーのよくある質問(FAQ)
Q1. マキタの電動チェーンソーにもオイルは必要ですか?
A. チェーンオイルを使用する機種では必要です。
電動なのでエンジン燃料用のオイルは不要ですが、チェーンとガイドバーを潤滑するチェーンオイルは別です。
使用できるオイルは機種によって指定が異なるため、型番ごとの取扱説明書を確認してください。
Q2. チェーンの張りは何mmが正解ですか?
A. 全機種共通の数値はありません。
MUC031Gでもバーの種類によって目安が異なり、旧型MUC350・MUC400には別の数値目安があります。
工具レス式のMUC101D系も操作が異なるため、型番とガイドバーの種類を確認して説明書の指定へ合わせてください。
Q3. スイッチを入れても動かないのは故障ですか?
A. すぐ故障とは限りません。
ブレーキ搭載機ならチェーンブレーキ、充電式ならバッテリー残量や高温保護、本体の過熱、過負荷、張りすぎなどを確認します。
それでも改善しない場合は使用を中止して販売店またはマキタ営業所へ相談してください。
Q4. 保管中にチェーンオイルが漏れるのは故障ですか?
A. 使用後に内部やガイドバー周辺へ残ったオイルが流れ落ちることがあるため、少量の付着だけで故障とは判断できません。
長期保管では説明書に従ってタンクのオイルを抜きます。
ただし大量に漏れ続ける場合やタンクが短時間で空になる場合は点検が必要です。
Q5. エンジンオイルをチェーンオイルの代わりに使えますか?
A. 機種ごとの指定を確認してください。
旧型MUC350・MUC400では条件付きでエンジンオイルの記載がありますが、現行機すべてに当てはまる話ではありません。
現行機では純正または専用チェーンオイルを指定するモデルがあるため、自己判断で代用しないほうが確実です。
マキタ電動チェーンソーの使い方|張り方・オイル・手入れの基本まとめ
マキタ電動チェーンソーを扱うときは、まずチェーンの向きと張り、ガイドバー、チェーンオイル、ブレーキ、バッテリーを確認してから作業へ入ります。
チェーンの張りは、ゆるすぎても張りすぎてもよくありません。
そして適正な隙間は機種やガイドバーによって違います。
ネットで見つけた数値をそのまま当てはめず、自分の型番の取扱説明書を基準にしてください。
電動式でも、チェーンとガイドバーを潤滑するチェーンオイルは重要です。
作業前に残量を見るだけでなく、実際に給油されているかも確認します。
オイルが出ないときは、吐出口やガイドバー溝の詰まり、吐出量設定を見て、それでも改善しなければ点検へ。
使用後はスプロケットカバー内の木くず、ガイドバー溝、オイル経路を清掃します。
こうした手入れは地味ですが、「次に使ったら動かない」を減らすためにはかなり大事な部分です。
そして突然止まったときは、故障と決めつけず、ブレーキ、バッテリー、温度、過負荷、張り、オイル、木くずの順に確認します。
反対に、異音、破損、大量のオイル漏れ、調整してもすぐチェーンが外れるなど明らかな異常があるなら、無理に使い続けないでください。
◆Sのワンポイントアドバイス
チェーンソーは「切れるかどうか」だけを見てしまいがちですが、私は使う前と使った後の数分の確認がいちばん大切だと思っています。
張りとオイルを毎回見る習慣を付けると、小さな変化にも気付きやすくなります。
この記事の数値は機種ごとの一般的な目安を含みます。
仕様や部品構成は変更されることがあるため、正確な情報はマキタ公式サイトと使用機種の取扱説明書をご確認ください。
高所作業、太枝の切断、故障診断など安全に関わる判断に迷う場合は、最終的な判断を販売店、マキタ営業所、造園業者などの専門家へご相談ください。
以上、和盆日和の「S」でした。